爆乳ビデオでお馴染みシネマユニットGASの高槻監督のBLOGにて
ビデ倫家宅捜索についてのコメントがありました。
シネマユニットガス高槻彰の事務所日記 ... ビデ倫家宅捜索
(前文略)AV業界は古くからあるレンタル勢力と、新興のセル勢力に分かれた。どちらも仲良くやればいいのにと思うが、どちらか一つを選ばなければならないのだ。セル審査団体を選んだらビデ倫からは除名された時代もあった。審査団体のお墨付きがないと流通は取り扱ってくれないから、古くからあるメーカーは生き残りをかけた選択をしなければならない。
しかしやはりモザイクは小さく薄いに越したことはない。セルのモザイクの小さく薄いのが評判になり、レンタル勢力からセルに鞍替えをするメーカーが相次ぐようになった。
その結果、ビデ倫に所属するAVメーカーが激減する。会費で賄われていた運営があやうくなるのも時間の問題。さすがのビデ倫も焦った。ここで「大きなモザイク路線」からの脱却となった。
離脱したメーカー会員を呼び戻そうとした為かどうかは分からないが、モザイクはセルに負けじと、より小さくなり評判となる。
今回の猥褻物頒布ほう助容疑で家宅捜索というのは、この頃の作品を指していると思われる。
家宅捜索までの経緯(推測)が端的な書かれています。
確かに最近のビデオのモザイクが小さく(薄く)なってきているのは気づいていましたが、こういう背景があったんですね。
モザイクが濃いか薄いかが、猥褻物頒布ほう助の分かれ道らしい。でも男性器にしても女性器にしても単なる臓器の一部。それが見える見えないで、どこか猥褻なのか。
自分はモザイク賛成論者です。全部見せてしまったら飽きてしまう。モザイクがあるからこそ、そこに想像が生まれるのです。見ちゃいけないからもっと見たくなる。日本のAVがここまで発展したのはモザイクがあったらこそだと思っています。
私はモザイク反対論者です。
表現者が「隠す」「出す」という判断を下すのは、それこそ表現の自由ですので好きにすれば良い問題です。
その結果、商業的または文化論的に成功するか否かは全然別の問題です。
あと、日本のAVはモザイクがあったからこそ、こんなレベルなんです。
「自由の認められた表現である」と製作者が自身を持たなきゃモチベーションなんて上がりません。
猥褻とはもっと別のものだと思います。見た人が猥褻と感じる作品をこれからも自分は作っていきたい。
是非、がんばって下さい。
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